パワーポイントで魅力的なプレゼンテーションをする上で、アニメーションの使用は避けて通れません。
しかし、不適切な使い方をしてしまうと、
かえってプレゼンが聞きづらくなってしまったり、不必要なアニメーションが増えるとプレゼン中の画面が重くなってしまったりと、気を付けることは多いです。(特にZoomやTeamsを用いたオンラインプレゼンでは要注意です)
今回はその中でも、複数の図形や文字に施されたアニメーションを同時のタイミングで流す方法を紹介します。
パワーポイントで複数のアニメーションを同時に動かす
例えば上の画像のように、図示をすることで流れを説明したいという状況を考えます。
右半分(緑色の部分)は最初は隠れていて、アニメーションによって同時に表示するようにしましょう。
完成図はこのようになります。
3つのオブジェクトのアニメーションを同時に出します。
しかし、同時にアニメーションを表示する方法を知らないと、このように図形のアニメーションが1つずつしか出てこないという事態が起こり得ます。
しかも、1つのアニメーションを発生させるために1回ずつクリックをしないといけないため、とても面倒ですよね。
複数のアニメーションを同時に発生させる方法
そこで、複数のアニメーションを同時に発生させる方法を2つ紹介します。
アニメーションウィンドウを操作する
1つ目は、アニメーションウィンドウを操作する方法です。
普段アニメーションを入れるときは、オブジェクトをクリックしてアニメーションの効果を選択すると思います。
アニメーションの効果では、アニメーションの種類、長さ、タイミングなどを指定することができます。
クリックしないとアニメーションが進まない
アニメーションウィンドウを確認すると、このように左側に数字が割り当てられているのがわかります。これは、アニメーションが出る順番を表しており、クリックするたびに数字が1進みます。
アニメーションを1つずつ設定していくと、同時に発生させたいアニメーションが別々の数字として割り当てられてしまいます。
複数のアニメーションを同時に発生させるためには、それらを1つの数字の中にまとめて入れる必要があるということです。
アニメーションウィンドウを編集する
複数のアニメーションを1クリックの中に収めたいので、まずはまとめたいアニメーションを選びましょう。(上の画像だと、2と3のアニメーションを1にまとめたい)
ちなみに、Shiftキーを押しながらクリックしていくと、複数のアニメーションをまとめて選択することができます。
選択したアニメーションに対して、【アニメーション】タブの【タイミング】から、【開始】を選択し、【直前の動作と同時】をクリックしましょう。
これによって、3つのオブジェクトに施されたアニメーションが同時に発生するように設定できました。
ちなみにですが、【直前の動作の後】を選択すると、1つ前のアニメーションが終わってから自動的に次のアニメーションが始まります。
オブジェクトを同時選択する
2つ目はオブジェクトを同時に選択してからアニメーションを設定する方法です。
図形などのオブジェクトを1つずつ選択すると、アニメーションの設定も1つずつしかできません。
よって、オブジェクトをまとめて選択してからアニメーションを入れてみます。
図形を複数選択するためには、Shiftキーを押しながら図形をクリックしていきましょう。
選択中の図形や文字には枠線が出てくるのですが、上の画像のように複数の図形に枠線がついていれば同時に選択できています。
あとはアニメーションを設定するだけで、自動的に同時にアニメーションが発生するように設定ができます。
同じタイミングでアニメーションを入れることがあらかじめ分かっている場合は、このやり方で良いでしょう。
1つ目に紹介したアニメーションウィンドウはより細かい設定ができるので、とりあえずアニメーションを設定してからタイミングを決めたい場合はアニメーションウィンドウを用いるようにしましょう。
パワーポイントのアニメーションを使いこなそう
パワーポイントのアニメーションは、順番やタイミングを1つ間違えるだけで正直かなり目立ちます。
私もアニメーションのタイミングを間違えてしまい、恥ずかしい思いをしたことがあります(笑)
皆さんはそうならないように、あらかじめリハーサルで正しくアニメーションが動作しているか確認するようにしておきましょう!
では、また別の記事でお会いしましょう。