グラデーションを使って、パワーポイントの表紙をおしゃれに変身!

パワポの表紙は、聞き手が一番最初に目にするスライドです。

「これからすごいプレゼンが始まりそうだ…!」と、最初から聞き手の心を引き付けることができれば大きなアドバンテージになります。

しかし、パワーポイントの表紙を普通に作ろうとすると、どうしても地味なデザインになりがちです。

地味なデザインのタイトルスライド

そこで使えるのが、パワーポイントの「グラデーション機能」です!

グラデーションの入ったタイトルスライド
グラデーションの入ったタイトルスライド

上の2枚の画像は、先ほどのパワーポイントの表紙にグラデーションを付け足したものです。
これだけでも表紙デザインの印象は大きく変わりますよね。

パワーポイントのグラデーション機能を使えば、少しの手間で表紙の見栄えを一気に華やかにすることが可能です。

今回はグラデーションを使ったパワポデザインのテクニックについて紹介していきます!

グラデーション背景の作り方

まずは、グラデーションをパワポの背景にする方法について紹介します。
完成イメージは以下の通りです。

完成イメージ

グラデーションの入ったタイトルスライド

では、やり方を見ていきましょう!

 

グラデーションの編集画面を開く

背景の設定画面を開く

グラデーションの設定方法

【デザイン】タブ→【背景の書式設定】を選び、【塗りつぶし(グラデーション)】をクリックする。
【塗りつぶし(グラデーション)】をクリックすると、以下のようなグラデーションの編集画面が表示されます。

編集中のグラデーションのイメージ

グラデーションの編集画面

 

グラデーションを編集する

次に、グラデーションを編集していきます。

グラデーションに使う色を減らす

グラデーションの削除方法

【グラデーションの分岐点】の項目にある×印のついたアイコンをクリックして、使う色を最低限まで減らす。
デフォルトの設定では、グラデーションに使う色として複数色が設定されています。
しかし、この状態では自然なグラデーションを作るのが難しくなるため、最初に色を減らす作業を行います。
グラデーションに使う色を多くしてしまうと、違和感のあるグラデーションになってしまう可能性があります。使う色は2~3色に絞るのがオススメです。

グラデーションに使う色を増やす

グラデーションの増やし方

色を増やしたい場合、【グラデーションの分岐点】のプラスが書かれたアイコンをクリックして色を増やす。

 

グラデーションの色を変更する

グラデーションの色を変更する方法

色を変更する場合、【グラデーションの分岐点】の変えたい色を選択して、下の塗りつぶしアイコンをクリックする。

 

グラデーションの方向を設定する

グラデーションの向きを設定する方法

グラデーションの方向を変えたい場合は、【方向】の右のアイコンをクリックして好きなものを選択する。

画像付きのグラデーション背景の作り方

ここからは、先ほどのグラデーションの設定方法を応用して、画像にグラデーションを付けた背景の作り方を紹介していきます。
完成イメージは以下の通りです。

完成イメージ

画像付きのグラデーション

では、やり方を見ていきましょう!

下地の画像を準備する

まずは下地に使う画像を編集します。
パワポの背景の大きさに合わせた画像が必要なため、あらかじめ素材サイト等でダウンロードしておきます。

高解像度の写真素材なら【写真AC】

こちらの写真ACは、会員登録をすることで無料で高画質の画像をダウンロードできる良サイトです。

この機会に登録しておくといいでしょう。

画像が用意できたら、グラデーションを重ねるための準備をしていきます。

下地の画像を編集する

画像の色編集画面を開く

画像の色を編集する

編集する画像を選択して【図の形式】タブ→【色】を選択する。

画像の色を白黒に調整する

画像を白黒にする

後から重ねるグラデーションと色が混ざらないように、【色の変更】→2番目の【グレースケール】を選び、画像を白黒にする。
これで下地の画像の準備が整いました!
以下の画像のようになっていれば大丈夫です。

下地画像の完成イメージ

下地画像の完成図

グラデーション部分を作る

いよいよ、下地の画像に重ねるグラデーションを作っていきます。

画像の上に重ねるための図形を挿入する

図形を挿入する

【挿入】タブ→【図形】を選び、四角形を挿入する。

図のグラデーション編集画面を開く

画像のグラデーションを設定

【図形の書式】タブ→【図形のスタイル】の【↘】をクリックして図形の書式設定を開き、【塗りつぶし(グラデーション)】を選択する。

図のグラデーションを編集する

グラデーションの色を調整

こちらの作業は先ほど紹介したグラデーションの編集方法と同じです。
色を調節して好みのグラデーションを作ります。

図の透明度を上げる

グラデーションの透明度を設定する

【グラデーション分岐点】の色を選択して、【透明度】を【20~30%】に設定する。この作業をグラデーションの分岐点に表示されているすべての色に対して行う。
図の透明度を上げることで、下の画像が透けて見えるようになります。
この操作を行わないと下の画像が見えないままになってしまうため、忘れずに設定しましょう。
そして一つ、注意点があります。
透明度の変更は選択している色にしか適用されません。例えば2色使っている場合は2色それぞれで透明度を変更する必要があるため、注意してください。
なお、透明度【20~30%】はあくまでオススメの値です。
下地に使う画像によって適切な透明度は変わってきます。
透明度を編集したら、グラデーション部分は完成です。

下地の画像とグラデーションを重ねる

最後に、下地の画像とグラデーション部分をぴったり重ね合わせます。

下地画像とグラデーションを重ねたイメージ

下地画像にグラデーションの図形を重ねる

これで画像付きのグラデーション背景が完成しました。

あとはこの背景の上にパワポのタイトルなどの文字を入れれば表紙の完成です!

グラデーションを使った表紙デザインの応用

「もう少し手を加えてもっとオシャレなデザインにしたい!」という場合は、以下のように画像を斜め半分に切ってしまうのもアリです。

表紙デザインの応用例

おしゃれなタイトルスライド

背景にメリハリが付くため、より印象的な表紙デザインになります。

まとめ

グラデーションを使いこなすことができれば、パワポのデザインの幅が大きく広がること間違いなしです。

表紙だけでなく、スライド本編の背景やワンポイントの装飾等、グラデーションは様々な場所でも使えます。
ぜひ、新たなパワーポイントのデザインに挑戦してみてください!

では、また別の記事でお会いしましょう。

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