みなさん、パワポの「行間」って気にしてますか?
「行間」とは文章における1行ごとの間隔のことですが、パワポを作る上で行間を気にする人は少ないと思います。
しかし、行間はパワポの見やすさに大きく関わる要素の一つです。
こちらを見てください。


左がデフォルトの行間で作られたパワポ、右が行間を調整して作ったパワポです。
左側のスライドは文章がぎっちり詰まっているため、見づらい印象を受けませんか?
パワーポイントのデフォルト設定では、行の間隔が狭く設定されています。
そのため、文章量が増えてしまうとゴチャゴチャして見づらいスライドになってしまうのです。
そのような事態を避けるためにも、行間を調整するテクニックを身につけておきたいところです。
行間を調整する
ここからは、設定を変更して行の間隔を調整するための方法について紹介していきます。
行間の設定のやり方
編集するテキストを選択する
行間設定へ移動する
行間オプション画面を開く
【行間のオプション】の他にも【1.5】や【2.0】といった選択肢も表示されていますが、注意点があります。
そのため、ここでは【行間のオプション】を選び、間隔の数値を調整することをおすすめします。
行間の数値の倍数設定を選択する
行間を広くする場合
倍数の数値を入力する
これで、「文章の間隔を文字サイズの1.2倍開ける」という設定になりました。
この【1.2】という数字は、デフォルトの【1.0】より行間を広く保つことができ、【1.5】ほど広くなりすぎない数値です。
見やすいスライドを作るうえでは、行間の設定をこの値にすることをおすすめします。
行間を詰める場合
倍数の値を入力する
一定のスペースにおさめるために、あと少しだけ文章の間隔を縮めたいという場合はこの設定がおすすめです。
これ以上小さい数字を設定してしまうと、行間が詰まりすぎて見づらくなってしまうため、避けましょう。
行間を統一する
最後に紹介するのは、行間の基本設定を変更する方法です。
行間の設定を変更しただけだと、行間が調整されるのは先ほど選択したテキストボックスのみです。
新しく挿入されるテキストボックスには変更後の行間設定が適用されていない状態(つまり行間=1.0)になっています。
だからといって、そこから文章を挿入するたびに一つずつ行間を設定して揃えるのはとても大変ですよね。
その手間を省くためにも、先ほど調整した行間を新たなテキストボックスにも反映させるための手順について紹介していきます。
既定の設定にする
右クリックでメニューを開く
既定のテキストボックスに設定する
行間の設定の変更が新しく挿入するテキストボックスにも適用されます。
まとめ
行間を調整してあげることで、パワーポイントの見やすさはグッと増します。
今回はおすすめの行間設定として「1.2倍」と「0.8倍」を紹介しましたが、パワポの内容によってどれくらいの値が見やすいかは変化します。
しっくりこないと思った場合は、他の数値も試してみてください。
では、また別の記事でお会いしましょう。