パワーポイントで、画像の上に文字を乗せても読みやすさを保つ方法

パワーポイントでは、画像と文字を組み合わせることで魅力的なスライドを作ることができます。

表現方法は様々で、このように画像を左側に貼り付けて右側に文字を載せることもあれば、画像の上に文字を乗せるように入れることもあります。 

パワーポイントの中に画像と文字を配置する

しかし、画像の上に文字を乗せる時、こんな困りごとはありませんか?

 

画像の上に文字を置くと読みづらい

も、文字が読みづらい……!!!!

「パワーポイントの作り方を徹底解説!!」という文字が画像と重なって読みづらくなってしまいました。

 

文字の色を変えても見づらい

文字の色を黒に変えたら多少マシになりましたが、それでも背景の画像と色が被っている部分は読みづらいままですよね。

今回はそんな悩みを解決するために、画像の上に置いた文字を見やすくするテクニックを3つ紹介します。

1,図形を被せて文字を目立たせる

通常のやり方

まず真っ先に検討してもらいたいのがこちら。

ズバリ、画像の上に図形を被せて、その上に文字を入れよう!という作戦です。

画像➡図形➡文字の順番

文字と図形を組み合わせて文字を見やすくする

文字が図形で隠れてしまう場合

上のやり方では、配置をする順番によっては下の画像のようになってしまうかもしれません。

図形が文字よりも前面に出てしまう

図形が文字を覆い隠してしまう

パワーポイントでは後から入れた図形が前面に出るように設定されており、図形をあとから挿入すると、このように文字を覆い隠してしまいます。

文字を最前面に持ってくる

文字を図形よりも前面に移動させる

前に持ってきたい文字を選択後、【ホーム】タブから【配置】を選択し、【最前面に移動】をクリックします。すると、先ほどの完成図のように文字が図形よりも前に出てきます。

~応用編~画像を極力隠したくない時

応用編として、図形が画像を極力隠さないようにする方法があります。
そのやり方で作ったパワーポイントがこちら。

図形の透明度を上げて、背景を透過する

図形の透明度を調整して、背景を透過する

白い図形の透明度を上げると、このように図形が少し透けて画像が見えるようになります。文字の見易さは少し落ちますが、画像の邪魔をしないので個人的によく使うカスタマイズです。

図形の書式設定を開く

図形の書式設定を開く

透明度を上げるやり方についてですが、【図形の書式】→【右下にある↘マーク】で図形の書式設定を開く。

透明度を設定

図形の透明度を調整する

ここの【透明度】を上げると図形が透けます。
先ほどのパワーポイントでは透明度を30%に設定していますので、参考にしてみてください。
 

2,光彩で文字自体を目立たせる

さて、先ほどは図形を付け加えて文字を目立たせるというやり方でした。しかし、透明度を上げても図形が画像を覆ってしまうのが嫌だという方もいるかもしれません。

そこで、次は操作1つで簡単に文字を目立たせるテクニック、光彩を紹介します。

光彩をつける方法

光彩で文字が目立つパワーポイント

文字に光彩をつけると読みやすくなる

文字の色は最初のスライドと同じ白ですが、グレー色の縁がついたことで、可読性がぐーーーーんと上がっています。
操作もワンステップでとても簡単です。

図形の書式から光彩を選択

図形の書式から光彩のオプションを選択

【図形の書式】→【図形の効果】(上から3番目のアイコン)→【光彩】→【光彩のオプション】で、図形の書式設定を出します。

光彩の詳細を設定する

光彩のオプションを設定する画面

するとこのように、光彩のオプションを設定する画面になります。あとは写真の通り、光彩に関する設定を1つずつしていけばOKです。

特にこだわりがなければ、色以外はデフォルトのままで良いかと思います。先ほどのパワーポイントは、色をグレーにしただけであとはデフォルトです。
 

3,袋文字を使ってみる

最後に紹介するのは、袋文字です。

袋文字とは 

文字を重ね合わせるテクニック

文字を重ね合わせて袋文字を作成する

袋文字とは、文字を複数の層に重ねるテクニックで、まるで文字が袋に包まれているように見えることからこの名前がついています。3層で作るのが一般的です。

袋文字の仕組み

袋文字の仕組み

フォントの種類が同じ文字を、「赤文字(太)→白文字(中)→赤文字(細)」の順番で3層に重ね合わせることで、1つの文字を作っています。もちろん、3色とも違う色でもOKです。

それぞれの文字を設定する

文字の輪郭を設定する

文字を選択した後に【図形の書式】→【文字の輪郭】をクリックして、文字の輪郭の色と太さを調整していきます。
一番細い文字はデフォルトのままで良いですが、他の2つは輪郭の太さにはっきりと差が出るように作りましょう。ちなみに私は、
(太)→輪郭の色:赤 太さ:10pt
(中)→輪郭の色:白 太さ:5pt
(細)→輪郭なし、通常通りの赤文字  で作っています。

一見、面倒だけど…?

え、ちょっと面倒そうだな…と思った方。
完成図を見てみてください。

袋文字を使ったパワーポイント

袋文字を使ったパワーポイントのスライド

どうでしょうか、インパクトがかなり強くなりましたね。
この袋文字は、YouTuberがサムネイルを作る時にも良く使われています。

実は、本ブログのアイキャッチ画像はパワーポイントで作っているのですが、そこでも袋文字を頻繁に使わせていただいております(笑)
 
画像の上に文字を乗せるときや、タイトルスライドを作る時にも使えるテクニックなので、マスターしておきましょう。

まとめ

画像を大きく見せつつ、その上に文字を置きたい時は、文字にひと手間を加えるとぐっとパワーポイントが見やすくなります。

とりあえず目立たせたい時は、図形を被せたり光彩を入れたりしてみて、一層インパクトを付けたい時には、少し難しいですが袋文字を使ってみてもいいかもしれませんね。

では、また別の記事でお会いしましょう。

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