著作権は大丈夫?パワーポイントでオンライン画像を使う方法と注意点を確認

パワーポイントに画像を入れるときに、画像を探すために色々なサイトを回ることは良くありますよね。

そんなパワーポイントに、オンライン画像という機能があるのはご存知でしょうか。

(もちろんワードやエクセルにも入っています。基本的な考え方はワードやエクセルでも同様なので、そのまま読み進めていただいてOKです)

オンライン画像

この機能では、パワーポイント画面から画像を検索して、直接挿入することができます。

パワーポイントで画像を挿入する時に、自分で保存した画像を使うことは良くありますが、パワーポイントから直接画像を検索して挿入したことのある人は少ないのではないでしょうか?

今回はそんなオンライン画像について、使い方と著作権の問題について紹介します。

※本記事は2020年11月15日に執筆しており、PowerPointのバージョンは2016、OSはWindows10です。環境の違いによって操作には若干の差が出る可能性があります。  

パワーポイントでオンライン画像を使う

まずはオンライン画像の使い方について紹介していきます。

パワーポイントのオンライン画像とは?

オンライン画像では、Bingという検索エンジンから画像を持ってきています。

Bingとは、マイクロソフトが提供している検索エンジンです。 GoogleやYahoo!のようにネット検索をすることができます。

オンライン画像の例

オンライン画像を開くと、Bingで画像検索された時と同様の検索結果を表示してくれます。(良く検索されるものは初期画面に表示されていますが、もちろん自分で検索することもできます)

検索して、1回PCに保存して、パワーポイントに貼り付けるという手間がなくなるのでとても優秀な機能です。  

オンライン画像をパワーポイントに挿入する方法

それでは、実際に画像を挿入する手順を見ていきます。

オンライン画像を検索する

オンライン画像の挿入方法を説明する画像

【挿入】タブから【画像】➡【オンライン画像】と選択します。

オンライン画像を挿入する

オンライン画像を挿入する画像
画像を検索して挿入すると、パワーポイントに画像が入ります。

これで、画像を直接挿入することが出来ます。

 

オンライン画像を使う際に注意したいこと

オンライン画像は、画像素材を用いる際に一度保存するという手間が省けて便利ですが、もちろん注意しなくてはいけない点もあります。

オンライン画像には著作権がある

Bingの画像検索では、外部のサイトから検索した画像が表示されます。

つまり、当然ですがその画像はロイヤリティフリー(自由に使っていい)わけではなく、著作権で保護されている可能性はとても高いです。

よって、画像を利用するためには著作権について考慮する必要があります。  

著作権を守るためには?

では、著作権を守るためにできることを紹介します。

参照元のサイトを確認する

オンライン画像の参照元を確認

例えばこちらのちくわの画像ですが、右下の【…】で詳細を確認してみると、出典元に[フリーイラスト]と書いてあるのが見えると思います。([無料画像]と書いてある場合などもあります)

 

オンライン画像の参照元の画像

参照元のサイトを開いてみると、このように著作権フリー(自由に使っていいよという意味です)の画像素材サイトにある画像であったことが分かります。

このように、参照元によっては画像を著作権フリーで提供しているサイトもあるので、まずはサイトを確認してみるのがいいでしょう。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを知る

「え、じゃあ著作権フリーのサイトじゃなかった場合は画像が使えないの…?」

そんなことはありません。 著作物の中には、クリエイティブ・コモンズ(CC)というライセンスが付与されているものがあります。

このライセンスは、「この条件を守れば私の作品(=著作物)を自由に使って構いません」と作者が意思表示をするためのツールなので、文字通り、一定の条件を守っている限りは著作権フリーでなくともその画像を自由に使うことが出来ます。

そして、パワーポイントでオンライン画像を調べる際には、このクリエイティブ・コモンズのライセンスが付与されている著作物のみを画像検索をすることができます。

クリエイティブ・コモンズの説明画像

検索画面の「Creative Commonsのみ」にチェックを入れると、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが付与された画像のみが検索結果として出てきます。

そして、画像を貼った後には、その著作物がクリエイティブ・コモンズ・ライセンスにおいてどのような条件を課しているかを確認しなくてはいけません。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの確認方法

クリエイティブ・コモンズの確認方法

画像を貼り付けた後、下の部分に、どのような条件が課されているか書いてあります。(載っていない場合は参照元のサイトに書いてある場合もあります)
例えばこのちくわの画像は、【CC BY-SA】と書いてあるので、クレジットを示しておけば通常通りの利用をすることは可能です。(改変する場合などはまた別の要件が出てきますが、省略します)
ちなみにこのルールや条件については、こちらの公式サイトから確認できるようになっています。 ➡https://creativecommons.jp/licenses/

え…面倒じゃない?もっと楽な方法ないの?

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスをいちいち確認するのって面倒じゃない…?と感じた方もいるかもしれませんね。

ストック画像の紹介

そんな方には、このストック画像をおすすめしておきます。

ストック画像はロイヤリティフリー(著作権フリー)の画像が8000点以上ストックされており、自由に使用することができます。

オンライン画像やこの後紹介する写真素材サイトと比べて、画像の種類や数は劣りますが、著作権を特に気にせず画像を使えるので楽に作業ができます。

▶著作権フリー!パワーポイントのストック画像を使いこなそう

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画像素材のおすすめサイト

また、私が個人的におすすめしているのが、無料の画像素材サイトへの登録です。

加工や商用利用もできる高品質な画像が無料でダウンロードできます。

写真ACの画像

出典:無料写真素材なら【写真AC】

こちらは、私がよくお世話になっている画像素材サイトの写真ACです。

約220万種類の画像がストックされており、検索をすることもできるのできっとお目当ての画像を見つけることが出来ます。

パワーポイントを作る時にかなり重宝するので、まだ会員登録をしていない方は早めに登録しておくといいでしょう。

登録はこちらから無料で出来ます→高解像度の写真素材なら【写真AC】

(メアドの登録とパスワードの設定だけでOKです!)

まとめ

パワーポイントのオンライン画像は、従来のやり方よりも素早く画像素材を挿入することが出来ます。

しかし、著作権問題が完全になくなるわけではないので、クリエイティブ・コモンズのルールも確認しておきましょう。

では、また別の記事でお会いしましょう。

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