パワーポイントのページ番号を印刷時に消す方法

スライドを印刷すると、スライドの左下に自動的に「ページ番号」が挿入されます。

パワーポイントを印刷する時に出るページ番号

この「ページ番号」、スライドの右下に表示されるページ番号とは似て非なる存在です。

印刷するときにだけ急に現れるため、「どう設定したらいいか分からない…」「この数字消せない!」となる人が多いかもしれません。

今回はそんな「ページ番号」について解説するとともに、勝手に挿入されるページ番号の消し方を紹介していきたいと思います。

ページ番号とは?

ページ番号の消し方を紹介する前に、まずはページ番号について見ていきます。

ページ番号とスライド番号の違い

今回取り扱う「ページ番号」は、スライドの右下に表示されるものとは違うものです。
スライドを作成したりプレゼンしたりする際には表示されず、印刷をするときにのみ表示されます。

ページ番号とスライド番号の違い

パワーポイントを印刷すると、印刷用紙に表示されるのが「ページ番号」です。
スライドの中に表示される数字も「ページ番号」と呼ばれることが多いですが、厳密には「スライド番号」と呼ばれるものです。

お互い似てはいるものの、別の存在なのでスライド番号を消すとページ番号も消えるということはありません。

そんなページ番号ですが、デフォルトで印刷すると自動的に挿入されてしまう特性から、以下のような問題が起こってしまいます。

よく起こる問題①:番号が邪魔

スライド番号とページ番号が両方入ると邪魔になってしまう

印刷時、ページ番号はスライド番号を基にして挿入されますが、基本的にはページ番号とスライド番号は同じ数字です。
そのため、印刷されたパワポには全く同じ2つの数字が表示されることになります。

ページ番号とスライド番号がほとんど同じ場所に位置にしていることもあって、少し煩わしさを感じてしまうかもしれません。

よく起こる問題②:番号が食い違う

ページ番号とスライド番号にズレが生じてしまう

パワーポイントの機能を使って自動でページ番号を入れている場合は基本的に起こりません。
しかし手動でページ番号を入れている場合は、スライド番号の表記とページ番号の表記が食い違ってしまうことがあります。

番号が食い違ってしまうと、配布資料として配った際に混乱を招いてしまうかもしれません。

あらかじめスライド番号を挿入していると、ページ番号は邪魔に感じてしまったり、トラブルのもとになったりしてしまう可能性があります。
あくまで個人的な考えですが、スライド番号を分かりやすい形でスライド内に入れている場合は、ページ番号を消しておくのがオススメです。

ページ番号の消し方

ここからは、ページ番号の消し方について解説していきます。

※ページ番号ではなく、スライド番号を消したい場合はこちらの記事を確認してください。

▶パワーポイントでページ番号を設定する方法

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ページ番号の設定を変更する

印刷画面に移動する

パワーポイントでファイルタブを選択する

ファイルタブで印刷を選択する

【ファイル】→【印刷】を選択する。
まずはパワーポイントの印刷画面に移動します。
一番左上の【ファイル】をクリックした後、上から6番目にある【印刷】を選択してください。

印刷オプションの設定画面を開く

ヘッダーとフッターの編集をクリックする

ノートと配布資料タブに移動する

【ヘッダーとフッターの編集】→【ノートと配布資料】に切り替える。
印刷画面に移動すると、「プリンター」や「設定」といった項目が並んでいますが、その中でも一番下にある【ヘッダーとフッターの編集】をクリックしてください。
【ヘッダーとフッターの編集】をクリックすると、ヘッダーとフッターを設定するウィンドウが開きます。
スライドタブが選択されているところを、【ノートと配布資料】タブに切り替えてください。

ページ番号の設定を外す

ページ番号のチェックを外す

【ページ番号】のチェックボックスをクリックしてチェックを外し、【すべてに適用】をクリックする。
【ノートと配布資料】タブに切り替えると、おそらく【ページ番号】のチェックボックスにチェックが入った状態になっていると思います。
【ページ番号】のチェックボックスをクリックしてチェックを外した後、【すべてに適用】をクリックしてください。
これで、印刷時に用紙の右下にページ番号が挿入されない設定になりました。

スライド番号とページ番号を使い分けよう!

今回は「スライド番号」と「ページ番号」の違い、ならびにページ番号を消す方法を紹介しました。

記事内では「ページ番号は邪魔!」というような扱いになってしまいましたが、わざわざスライド内に番号を入れるためのスペースを作らなくても番号を振ってくれるという面では便利です。

「スライド番号だけ必要!」ということではなく、シーンによってスライド番号・ページ番号を使い分けることが大切です。

では、また別の記事でお会いしましょう。

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