パワーポイントでページ番号(スライド番号)を設定する方法

皆さんは、パワーポイント(=パワポ)のスライドにページ番号をつける意味はあると思いますか?

多くの人が「無くてもいいんじゃない…?と感じているのではないでしょうか。

しかし、ページ番号を付けずにプレゼンをしていると、こんな場面に出くわすことがあります。
 

プレゼン後の質疑応答にて…

質問者「○○について書かれていたスライドを出してもらえますか??」
プレゼンター「えーと…(ポチポチ)このスライドですか?」
質問者「その次の…あ、そのスライドですね。そのスライドの…(グダグダ

こうなります。(※実話)

もし、パワーポイントのスライドにページ番号がついていれば、こんな面倒なやり取りをしなくて済みます。
よって、パワーポイントにページ番号を付けることは、発表者としてのマナーと言えるでしょう!

今回はそんな、ページ番号の設定の仕方を紹介します。

ページ番号の設定方法

ページ番号を設定する時、数字を1つずつ貼り付けていませんか?

これ、NGです。今すぐやめてください。

このやり方では、パワーポイントのスライド数が変わったり、順番が入れ替わったりしたときに、すべてのページに数字を打ち直さなくてはいけません。非常に手間が掛かります。

簡単かつ便利なページ番号の付け方を身につけましょう。

ページ番号を正しく入れる方法

ページ番号の設定は、間違った操作をしなければ簡単に行うことが出来ます。

ヘッダー・フッターの設定画面を開く

まずは【挿入】→【スライド番号】を選択して、「ヘッダー・フッター」の設定画面に移動します。
 

スライド番号にチェックを入れる

スライド番号】にチェックを入れ、【すべてに適用】をクリックする。

そうすると、すべてのスライドにページ番号が入ります。これで完了です。

上記の手順を試してもページ番号が入らない場合

稀にですが、上記の操作を試してもページ番号が入らない場合があります。原因はいくつか考えられるため、下記の記事で設定を確認してみてください。

※上記の手順を試してもページ番号が入らなかった方はこちら

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ページ番号を自由に動かす

これまでの操作で無事にパワーポイントのスライドにページ番号が入ったあなたは、おめでとうございます。
このままでも十分にスライドとして機能するのですが、ページ番号の設定はもっと自由にカスタマイズすることができます。もう少しだけ続きを見ておきましょう。

特定のページのページ番号を消す方法

例えばですが、上のやり方だとすべてのスライドにページ番号が付いた状態です。

そうすると今度は、
「このスライドにはページ番号つけたくないな…」

という場合も出てきませんか。特にパワーポイントの1枚目、タイトルスライドのページ番号は邪魔ですよね。ここからは、任意のパワーポイントスライドのページ番号を消す方法について紹介します。

【スライド番号】のチェックを外す

ページ番号を消したいスライドを選択して、【挿入】から【スライド番号】を選びます。ヘッダー・フッターの設定画面が出てきますが、スライド番号のチェックを外し、今度は【適用】をクリックしてください。
これで、任意のスライドのみのページ番号を消すことができました。

すべてに適用を押してしまうと、パワーポイント内の全スライドのページ番号が一緒に消えてしまうので絶対に押さないでください。

ページ番号の位置やデザインをおしゃれにカスタマイズする

「ページ番号の位置、もうちょい右にずらしたいなあ」
「うわっ…私のページ番号、ちっちゃすぎ…?」

実際、パワーポイントのデフォルト設定のページ番号は見づらいため、このような思いをした人は少なくないかもしれません。

ここでは、ページ番号の位置やデザインを自由にカスタマイズする方法を紹介します。

なお、ここでは「スライドマスター」という機能を使います。

スライドマスター画面を開く

スライドマスターを開いたら、左側に並んでいる中から一番上にあるスライドマスターをクリックしてください。
※スライドマスター画面には、【表示】タブ→【スライドマスター】を選択すると上の画面に移動します。

 

ページ番号のテキストボックスを編集する

左下に「<#>」と書いてあるテキストボックスがあります。
この<#>はパワーポイントのスライドにページ番号を自動で挿入することを表していて、例えば4枚目のスライドの場合は4が代入され、順番を1つ下に移動させると自動で5に変更されます。便利ですね。

このテキストボックスを編集することで、実際のパワーポイントのページ番号を動かしたり、色やフォント、大きさをカスタマイズしたりすることができます。

ページ番号をカスタマイズ

今回はこのように、図形を組み合わせて文字を白にしてみました。スライドマスターから戻ると…
 
 

 
はい、右下に設定した通りにページ番号が入りましたね!
図形と組み合わせているので、なかなかオシャレに仕上がりました。

大きさや色、位置などは、お好みでカスタマイズできます。

まとめ

パワーポイントにページ番号を設定するのは何となく億劫な作業ですが、スライドの順番が途中で入れ替わることを考えるとやっておいて損はありません。

フォント・サイズ・色などを変えたり、図形と組み合わせることで自分だけのページ番号をアレンジしてみてくださいね。
 
次の記事ではパワーポイントを快適に使うためには避けては通れない、クイックアクセスツールバーについてわかりやすく解説していきます。

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