【必見】プレゼン資料のデザインで意識するべきこと5選

プレゼンを成功させるためには、良いプレゼン資料を作っておくことはとても重要です。

しかし、プレゼン資料のデザインがばっちり決まらないと、肝心のプレゼンも自信を持てませんよね。

そこで今回は、これまでパワーポイントに関する記事を150本以上書いてきた私が、プレゼン資料のデザインで意識するべきことについて解説していきます。

プレゼン資料はデザインよりも伝わりやすさ

さて、プレゼン資料のデザインについて解説する前に、まずはプレゼン資料の鉄則について説明します。

良いプレゼン資料=おしゃれなプレゼン資料ではない

今回はデザインに関する記事になりますが、大前提としてプレゼン資料はデザインにこだわり過ぎる必要はありません。

おしゃれなプレゼン資料に憧れを持つ方も少なくないと思いますが、見た目がおしゃれである資料が必ずしも良いプレゼン資料になるとは限りません。

プレゼンは見た目以上に内容が大事です。

むしろ、プレゼン資料のデザインをおしゃれにするために時間を使い過ぎてしまうことで、肝心の内容が疎かになってしまっては本末転倒なので気を付けましょう。

その上で、伝わりやすくするためにデザインを意識する

プレゼンの目的は内容を正しく相手に伝えることにあるので、デザインをおしゃれにしようと過度にこだわる必要はありません。

しかし、プレゼン資料はビジュアル面でプレゼンの内容をサポートすることができるので、デザインの力を借りることによって、プレゼンをよりわかりやすくすることができます。

よって、プレゼン資料でデザインを工夫する時には、「おしゃれなデザイン」ではなく、「伝わりやすいデザイン」を意識するようにしましょう。

プレゼン資料のデザインで意識するべきこと

では、プレゼン資料におけるデザインの役割がわかったところで、実際にプレゼン資料のデザインで意識するべきことについていくつか見ていきましょう。

おしゃれなフォントではなく、見やすいフォントを使う

プレゼン資料のデザインで最初に意識するべき項目は、フォント(文字)です。

パワーポイントにおけるフォントは、プレゼン資料のデザインを大きく左右する要素です。

文字はプレゼン資料の中で最も多く使われるため、皆さん意識的にフォントを選んでいると思うのですが、デザインのおしゃれさを重視して過度に特徴的なフォントを使っていませんか?

パワーポイントのおしゃれに見えるフォント

例えば、こちらのプレゼン資料ではロンドBスクエアというフォントを使っています。

このフォント自体はとてもおしゃれなデザインなのですが、このフォントが全てのプレゼン資料の全ての文字に使われていたらどうでしょうか。

正直、少し文字が特徴的で読みづらいですよね。

プレゼン資料で最も多いオブジェクトは文字なので、なるべく見ている人にストレスを与えない、読みやすいフォントを選んだ方が良いです。

一般的には「游ゴシック」「メイリオ」「Meiryo UI」といったフォントが見やすいと言われているので、フォント選びに迷ったらこれらのフォントを使ってみるようにしましょう。

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原色を使うことはなるべく避ける

プレゼン資料のデザインで続いて意識するべきことは、色の使い方です。

様々な色を組み合わせることによって、聞き手にとって見やすいプレゼン資料を作ることができるため、色選びは良いプレゼン資料には欠かせません。

その中で注意するべきこととしては、原色をなるべく使わないように工夫しましょう。

原色が使われたプレゼン資料のデザイン

例えば、こちらのプレゼン資料はアイコンや図形を組み合わせており、一見良いように見えるのですが、デザインという観点では色の使い方に少し注意点があります。

これらの赤・オレンジ・緑はそれぞれ、原色に近い色が使われています。

一般的に原色は明度・彩度が高く、色がチカチカして見えるため、プレゼンには不向きの色と言われています。

 

パワーポイントの標準の色

パワーポイントで色を変更するときには、原色に近い【標準の色】という項目がデフォルトで入っています。

よって、ここから色を選んでしまうとプレゼン資料の全体がチカチカしたデザインに見えてしまいます。

 

少し落ち着いた色を用いたプレゼン資料のデザイン

このように、少し落ち着いた色を使うことで、パワーポイントをカラフルにしても見やすくおしゃれなデザインに仕上げることができます。

プレゼン資料を見てくれる人に、なるべく負担のかからないデザインにするために、色選びを意識するようにしましょう。

関連する情報は揃える

プレゼン資料のデザインで続いて意識するべきことは、レイアウトに関する気配りです。

デザインといえば美術的なセンスが要求されるように見えるかもしれませんが、実は見やすいデザインのプレゼン資料は美術的なセンスよりも細かな気配りが重要になっています。

その中で、私が特に意識してほしいと考えているデザインの要素は、関連する情報は揃える、ということです。

関連情報がまとまっていないデザインのプレゼン資料

例えば、こちらのプレゼン資料をご覧ください。

「フォント」「配色」「レイアウト」の3つの項目について説明しているようですが、それぞれの項目が1か所にまとまってしまっているため、読みづらいです。

よって、関連している情報をまとめることによって読みやすいデザインにしていきましょう。

 

関連情報をまとめたデザインのプレゼン資料

こちらの画像のように、関連している情報同士をくっつけて他と間隔を空けたり、見出しの色を変えたりすることによって情報が読み取りやすくなります。

簡単にできることではありますが、かなり良いデザインになったはずです。

高品質な画像やイラストを使う

また、プレゼン資料には文字だけではなく画像やイラストを使うこともあります。

デザインの観点でも画僧やイラストは目立つので、うまく活用していきたいですよね。

しかし、高品質の画像を探すのは大変ですし、著作権の問題も気になります。

そこでおすすめするのが、無料の画像素材サイトへの登録です。

写真AC

出典:無料写真素材なら【写真AC】

こちらは、私がよくお世話になっている画像素材サイトの写真ACです。

会員登録は無料で、1日に9枚まで自由に画像をダウンロードすることができます。

約220万種類の画像がストックされており、検索をすることもできるので、きっと良いデザインの画像を見つけることが出来るはずです。

プレゼン資料を作る時にかなり重宝するので、まだ会員登録をしていない方は早めに登録しておくといいでしょう。

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画像の上に文字を置くときは気を付ける

また、画像を用いたプレゼン資料のデザインで意識しておきたいのは、文字を組み合わせる時は要注意、ということです。

プレゼン資料を作成する際に、画像と文字は基本的に別々に配置すると思いますが、画像の上に文字を配置したくなることも少なくありません。

画像の上の文字が見づらいデザイン

そんな時に、文字が背景と被って見づらくなってしまうことはありませんか?

画像はインパクトが強いので、文字を隠してしまいがちです。

 

図形を組み合わせて文字を見やすくするデザイン
袋文字を用いて文字を見やすくするデザイン
そんな時にはこのように、図形を用いたり袋文字というテクニックを利用したりして、画像と文字をより見やすいデザインにすることができます。
また、こういった見やすいデザインのコツについては、こちらの記事で解説しています。
特に「袋文字」(2枚目の画像)に関しては、ユーチューブのサムネイル画像でも用いられるテクニックなので、参考にしてみてください。
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デザインをマスターしてプレゼンを成功させよう

プレゼンを成功させるために、プレゼン資料をしっかりと整えておくことは重要です。

デザインで意識するべきことをマスターして、自信を持ってプレゼンに臨めるようにしておくと良いでしょう。

では、また別の記事でお会いしましょう。

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