パワーポイントに載せる参考文献の正しい書き方と注意点

パワーポイントを作成する時に、自分の持ち合わせている情報やデータのみで作り上げることは難しいはずです。

ビジネスの場で、他者によって調べられた二次データを用いることは多いでしょうし、学術発表においては、既存研究として過去の研究や論文を引用することがほとんどです。

しかし、引用した情報は「参考文献」として表記をしなくてはいけません。

そこで、今回はパワーポイントにおける参考文献の書き方を解説していきます。

パワーポイントにも参考文献って必要なの?

私も学生の間、課題としてレポートをたくさん書いてきましたが、その時から参考文献はしっかり記しましょうと言われてきました。

では、パワーポイントにおけるプレゼン資料においても参考文献は必要なのでしょうか?

論文と同様、パワーポイント資料にも参考文献が必要

ビジネスや学術の場において、パワーポイントで作成した資料を用いて発表を行う機会は多いと思います。

その際に、他者の意見や考え、研究結果などの出典を明示することは、ただのマナーではなく守るべきルールとなります。

剽窃や盗用を行ってしまうと、制作物の信頼が損なわれるだけでなく、訴訟問題にまで発展する場合があります。

よって、参考文献は必ず明示するようにする必要があるのです。

パワーポイントに参考文献が必要な理由

剽窃や盗用を避けるため

剽窃とは、他者の制作物の引用元を提示せず、あたかも自分の意見かのように用いることを表しています。

それがミスであろうと故意であろうと、トラブルに発展してしまう恐れがあります。

また、著作権保護下に置かれているものに関しては、許可を得ずに(もしくはライセンスに従わずに)用いてしまうと、表記の有無を問わず著作権侵害となってしまいます。

つまり、剽窃と著作権侵害は別物ということです。

ちなみに、パワーポイントで画像を用いる際の著作権問題についてこちらの記事で解説しているので、「あれっ、もしかしたら知らずに画像を使っちゃってるかも…?」と思った方はこちらも合わせて読んでみてください。

▶パワーポイントでオンライン画像を用いる際の著作権について解説

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データや情報の説得力を担保するため

プレゼンテーションや提案営業としてデータや情報を用いる際に、その発信源は提案や発表の説得力に影響します。

説得力のない提案

プレゼンテーションの中身が全て自分の考えや意見のみで構成されていると、全体的に客観性に欠けた発表になってしまいます。

 

説得力のある提案

情報やデータの発信元を明示することによって、客観的な視点を踏まえた上で自分たちの論を展開することが大切です。

参考文献はパワーポイントのどこに入れる?

パワーポイントで悩むのが、参考文献をどこに書くべきかということです。

最も一般的で確実なのは、最後のスライドにまとめて参考文献リストにすることです。

しかし、自分の意見の論拠となるような研究やデータを用いる際には、信憑性を担保するためにその場で出典を明示したい場合もあると思います。

そこで、それぞれのパターンで参考文献を入れたスライド例を作成してみました。

スライド毎に脚注を入れておく

パワーポイントのスライドに参考文献の脚注を入れる

こちらは私が過去に作成したスライドになります。

厚生労働省の調査結果をスライドで利用したので、とりあえず出典元を明示することによってデータの信頼性を示しました。

参考文献には正しい書き方のルールがあるのですが、この段階では出典元の名称だけでもOKです。(正しい書き方で表記すると文章が長くなってしまうので、スライドが見づらくなってしまいます)

また、今回は※に続けて脚注を入れていますが、例えばスライド内に※1などと示しておいて、スライドの目立たない位置に※1の出典を記すというやり方もあります。

パワーポイントの最後に参考文献の一覧を作る

途中のスライドでは、見やすさを重視して出典元の名称だけを記しました。

しかし、最後には参考文献リストを作るのが一般的で、その際には正しいルールで参考文献を書く必要があります。

パワーポイントの最後に参考文献のリストを作る

上の画像のように、それぞれのルールに従って参考文献をまとめていきます。

参考文献の書き方

一般的な例を載せておくので、特に指定がない場合はこちらを参考にしてください。

書籍の場合

著者名.『書名』.出版社.出版年,総ページ数 の順で記載。

田中元気.『○○の考え方』.△△出版,2019,p196

学術論文の場合

著者名.「論文タイトル」.『雑誌の名前』. 出版年,巻号,掲載ページ範囲 の順で記載。

沼田勝義.「パワーポイントの作り方」.『パワポ大学』.2020,第3号,p23~31
論文は雑誌の中に掲載されていることが多く、引用した論文は雑誌全体ではなく雑誌の一部なので、該当する論文が掲載されているページ範囲を記述するようにしましょう。

Webサイトの場合

サイト名.「該当ページのタイトル」.入手先URL,(閲覧日). の順で記載。

パワポ大学.「【初心者必見】センスは不要!?あなたのパワーポイントを劇的に美しくする方法」.https://powerpoint-univ.com/how-to-powerpoint,(2021年2月18日閲覧).

パワーポイントで参考文献をまとめる時の注意点

参考文献は書き方のルールに従う

冒頭から何度も言っているように、参考文献の書き方にはルールがあります。
シカゴ・スタイルやAPA・スタイルなど、ルールは様々ありますが、指定がある場合にはそれに従いましょう。

特に指定がない場合は上のやり方でOKです。

引用元の信頼性を確認する

引用元の信頼性は重要です。

書籍や論文であれば、極端に質の低い情報源は少ないかもしれませんが、Webサイトから引用を行う場合は、引用元の情報が本当に信頼できるものか確認しておきましょう。

また、論文に関してもWebサイト上に載っているものは学生が卒業論文のために執筆している場合があるため、あまり好ましくないかもしれません。

被引用数など、信頼性の指標となるものをチェックしておくと良いでしょう。

引用の引用にならないようにする

引用の引用にならないように気を付ける

論文や書籍でも起こりうることなのですが、特にWebサイトの場合は、引用の元としてどこが正しいのかを注意して見るようにしましょう。

参考文献の書き方は基本的にパワーポイントも同じ!

基本的な参考文献の書き方は、論文やレポートなどとさして変わりません。

また、参考文献は使い方次第で自分の論の補強に役立ちますので、最後に参考文献リストを作るだけではなく、スライドの要所でも出典元を明記しておくようにしましょう!

では、また別の記事でお会いしましょう。

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