パワーポイントを作成している時やプレゼン中に、特定の文字が入った箇所を探したり、特定の文字をまとめて置換したりしたいと思ったことはありませんか?
パワーポイントには、Wordと同様に文字を検索・置換できる機能が存在します。
そこで、今回はパワーポイントで特定の文字を検索・置換する方法について紹介していきます。
パワーポイントで検索・置換を行う方法
さっそく検索・置換とそれぞれのやり方を見ていきましょう。
パワーポイントで特定の文字を検索する
まずは検索からです。
例えば、今回はパワーポイントの中に「マーケティング」という文字がどこで使われているかを探すことにしましょう。
パワーポイントの【ホーム】タブから【検索】をクリックしてください。
【検索】をクリックすると、検索のダイアログボックスが出てきます。
検索する文字列の中に、検索したい文字を入力します。今回は「マーケティング」ですね。
大文字や小文字、全角や半角を区別したい時や、完全に一致した文字のみを検索したい場合はそれぞれのチェックボックスにチェックを入れてください。
文字を入力後に【次を検索】をクリックすると、現在見ているスライドの中から、ない場合は次以降のスライドで指定した文字を検索し、最も近いところにあった文字を表示してくれます。
【次を検索】をクリックするたびに、その次に指定した文字が出てくる箇所まで移動します。
これによってパワーポイント内で特定の文字を検索することが可能です。
また、Ctrl+Fのショートカットを入力することによって、先ほどパワーポイントで【ホーム】タブから【検索】をクリックした時と同様、検索のダイアログボックスが出てきます。
機能は全く同じなので、ショートカットを使う方が楽だと思われます。
通常のWEBサイトを検索をする際にも同様のショートカットを使えるので、覚えておいて損はしないでしょう。
パワーポイントで特定の文字を置換する
また、パワーポイントで作業を行う際には文字の置換を覚えておくと便利です。
例えば、パワーポイント内で「マーケティング」と書かれている部分を一括で「Marketing」と英語表記に変更したいと思った時に、1回1回手作業で変えるのは面倒ですよね。
そこで使えるのが「置換」です。
先ほど検索をした時と同様、パワーポイントの【ホーム】タブから【置換】をクリックしてください。
【置換】をクリックすると、置換のダイアログボックスが出てきます。
検索する文字列の中に、置き換え前の文字を入力して、置換後の文字列の中に置き換えたい文字を入力してください。
今回は「マーケティング」を「Marketing」に置換、ですね。
置換したい文字を入力後は、先ほどの検索機能と組み合わせて置換を行っていきます。
選択されている文字を置換したい際には【置換】を、パワーポイント内に入っている全ての対象をまとめて置換したい場合は【すべて置換】を選択してください。
また、先ほどCtrl+Fで検索のショートカットができることをお伝えしていましたが、置換に関してもショートカットキーが存在します。
Ctrl+Hを押すことで置換のダイアログボックスが出てきます。
こちらもショートカットが便利なので覚えておきましょう。
フォントを一括で置換することもできる
また、パワーポイントでは文字の置換だけではなく、フォントの置換を行うこともできます。
例えば、「游ゴシック」のフォントを使っている部分を全て「メイリオ」に変えたい、となった時に1つ1つのテキストボックスを編集するのはとても大変だと思います。
そこで、今回はフォントの一括置換も覚えておきましょう。
先ほど文字の置換を行った際と途中までは同じ操作なのですが、【置換】の右側にある∨ボタンをクリックすると、通常の置換に加えて【フォントの置換】というコマンドが出てきます。
パワーポイントで一括でフォントを置換する際にはこちらのコマンドを選択しましょう。
フォントの置換を選択すると、上の画像のようにフォントの置換のダイアログボックスが出てきます。
今回は置換前のフォントの游ゴシックと置換後のフォントのメイリオをそれぞれ選択しましょう。
最後に置換をクリックすると、パワーポイント内の游ゴシックが全てメイリオに置換されます。
パワーポイントで検索・置換を使いこなそう
パワーポイントで作業を行う際に、検索や置換を使うケースは少なくありません。
特に置換については手動で1つ1つ対応しているとかなり時間がかかってしまうので、一括で出来る方法を覚えておくと便利です。しっかりと使えるようにしておきましょう。
では、また他の記事でお会いしましょう。