【パワーポイント】著作権フリー!?ストック画像の使い方を解説

パワーポイントを作っている時に、画像やアイコンは頻繁に登場します。

画像やアイコンを外部のサイトから持ってきている人も多いと思いますが、わざわざサイトを物色したり、著作権について気にするのも面倒ですよね。

パワーポイントのストック画像

しかし、パワーポイントにはストック画像という機能が備わっており、このように他のサイトを探さなくても高品質な画像やアイコンを挿入することが出来ます。

今回はこのストック画像の使い方と特徴を紹介していきます。 (ちなみに、これらの機能はワードやエクセルにもついています。基本的な考え方は同じなのでそのまま読み進めていただいて大丈夫です)

※本記事は2020年11月18日に執筆しており、PowerPointのバージョンは2016、OSはWindows10です。環境の違いによって操作には若干の差が出る可能性があります。

ストック画像とは?

まずはストック画像の特徴について触れていきます。

パワーポイントに直接画像やアイコンを挿入できる機能

「ストック画像」は「オンライン画像」と似たような機能で、わざわざ外部のサイトから素材を探さなくても、パワーポイント内で思いのままに画像やアイコンを挿入することが出来ます。

オンライン画像はこんな感じ

パワーポイントのオンライン画像

基本的な使い方は同じですが、それぞれに特徴があるので、まずは「ストック画像」の「オンライン画像」との違いを見ていきましょう。

ストック画像とオンライン画像の違い

挿入タブのオンライン画像とストック画像

挿入タブから画像を挿入する時にこのように3つの選択肢が出てくると思いますが、自分で外部から保存した画像を挿入する時は一番上の「このデバイス」を選びます。

そして説明したように、「ストック画像」と「オンライン画像」は機能が似ており、同じ場所にあります。

この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

ストック画像はロイヤリティフリー

Microsoftのストック画像に関する説明

出典:Microsoftサポート

Microsoft様によると、ストック画像はロイヤリティフリー、つまり著作権を気にせずに使っていい素材とのこと。

オンライン画像がBingという検索エンジンから画像を引っ張ってくるのに対して、ストック画像は自由に使えるため、出典元を明示したりライセンスを確認したりという手間を省くことができます。

この手軽さは、ストック画像が明確に優れた点と言っていいでしょう。

ストック画像は種類が限られている

ストック画像は画像の種類が少ない

ストック画像はお手軽ですが、欠点として挙げられるのがその種類の少なさです。

オンライン画像と同じように「ちくわ」を検索してみましたが、検索結果にヒットしませんでした。(ちくわって調べたのが悪かったんですかね…)

オンライン画像はBingという検索エンジンから画像を検索するため、無数の素材を見つけることが出来ます。

しかし、ストック画像はロイヤリティフリーの画像が数千点と、欲しい画像が必ず手に入るというわけではないようです。

ストック画像とオンライン画像、どっちがいい?

ここまでをまとめると、画像の種類では「オンライン画像」、手軽さでは「ストック画像」といった感じですね。

優劣というよりは使い分けができる機能だと思うので、状況に応じて好ましい方を選択しましょう。

ちなみにオンライン画像は、著作権に留意していればストック画像よりも豊富な選択肢から画像を選択することができます。

以下の記事も参考にしてみてください。

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ストック画像の使い方

さて、少し前置きが長くなってしまいましたが、ここからはストック画像の使い方を見ていきましょう。

ストック画像の挿入方法

まずはストック画像の挿入方法です。 ストック画像の検索画面への移動方法は3つあります。

画像の挿入から選ぶ

画像の挿入からストック画像を選ぶ

1つ目は【挿入】タブから移動する方法です。【画像】➡【ストック画像】で移動できます。

アイコンから挿入する

挿入タブからアイコンをクリック

2つ目は同じく【挿入】タブから、【アイコン】をクリックします。

 

4種類のストック画像の選び方

するとストック画像の一部である、「アイコン」の一覧が表示されます。

後述しますが、ストック画像は中でも4つの項目に分かれており、「アイコン」はその1つになります。

「画像」を使いたい場合は上の枠内から「画像」を選択しましょう。

プレースホルダーから挿入する

3つ目はプレースホルダーから挿入する方法です。

プレースホルダーとは、パワーポイントのスライドマスターであらかじめ設定されているレイアウトの一部です。

パワーポイントのプレースホルダー

スライドを開いた時に、このような画面をよく目にしませんか?

この、「テキストを入力」と書いてある枠内がプレースホルダーで、文字だけではなく画像やアイコン、グラフなどを自由に挿入することが出来ます。

今回はこのプレースホルダーからストック画像を挿入していきます。

プレースホルダーからストック画像を選択する

プレースホルダー内のストック画像のアイコンをクリックすると、ストック画像の検索画面が出てきます。

ストック画像の種類

先ほどのアイコンの項目で紹介したように、ストック画像には4種類の項目があり、それぞれで手に入る素材の違いが異なっています。

画像

ストック画像の画像

「画像」カテゴリには、一般的によく使われる「画像素材」が入っていますね。

プレゼンと調べた時には「プレゼン」と「プレゼント」の画像素材が出てきました(笑)

でも画質に関しては十分実用に耐えうるレベルですね、本当にすごいです。

アイコン

ストック画像のアイコン

アイコンも同様ですね。

アイコンに関してはオンライン画像が存在しないので、ストック画像だけではなかなか目当ての素材が見つけられない場合もあります。

こちらの記事でおすすめのアイコン素材サイトを紹介しているので、併せてお読みください。

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人物の切り絵

ストック画像の人物の切り絵

「松本 大貴」さん…?「前田 雄人」さん…?(笑)

こちらは人物の切り絵ですね。

モデルの方が数名いて、その中から色々なポーズを選択することが出来ます。

切り絵がおそらくPNG形式なので、図形の中に入れても背景が邪魔をしません。優秀です。

ステッカー

ストック画像のステッカー

最後はステッカーです。

かわいらしいデザインのキャラ絵が登録されています。

アイコンや人物の切り絵は少し堅苦しいイメージがあるので、ポップなプレゼン資料を作りたい場合はこちらを使うのも良いでしょう。

その他のおすすめサイト

また、私が個人的におすすめしているのが、無料の画像素材サイトへの登録です。

加工や商用利用もできる高品質な画像が無料でダウンロードできます。

写真ACの画像

出典:無料写真素材なら【写真AC】

こちらは、私がよくお世話になっている画像素材サイトの写真ACです。

ストック画像同様、自由に使うことが出来る上、こちらはなんと約220万種類もの画像がストックされており、検索をすることもできるのできっとお目当ての画像を見つけることが出来ます。

パワーポイントを作る時にかなり重宝するので、まだ会員登録をしていない方は早めに登録しておくといいでしょう。

登録はこちらから無料で出来ます→高解像度の写真素材なら【写真AC】

まとめ

「ストック画像」や「オンライン画像」は割と新しめの機能です。

あまり使いこなせる人もいないので、スタイリッシュなパワーポイント作りに活かしましょう。

では、また別の記事でお会いしましょう。

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