パワーポイントでプレゼンを行う際、最後には必ずと言っていいほど「ご清聴ありがとうございました」と口頭で伝えると思います。
そこで、最後に「ご清聴ありがとうございました」というスライドを作りたいと思い、検索をかけた方も少なくないでしょう。
しかし、「ご清聴ありがとうございましたのスライドは要らない!」という内容の記事が多く、「作りたかったのにな…」と思いませんでしたか?
そこで、今回はパワーポイントで一般的に「ご清聴ありがとうございました」のスライドが要らないと言われている理由と、使いたい場合はどのようにすればセンス良くまとめられるかを紹介していきます。
「ご清聴ありがとうございました」のスライドは要らない?
まずは、そもそも「ご清聴ありがとうございました」のスライドは必要なのか?ということについてお話をしていきます。
私は大学生時代のプレゼンでは良く使っていましたが、社会に出てからは使う機会が減るようにも思えます。
それがなぜかと言うと…
最後のスライドとしては好ましくない
タイミング的には、プレゼンで説明するべき内容を説明し終わった後、つまりは最後のスライドとして使うと思いますが、問題はここです。
最後のスライドは画面に残り続けますが、この場合は「ご清聴ありがとうございました」とだけ書かれたスライドが残ることになります。
え?問題あるの?と思うかもしれませんが、正式なプレゼンでは「ご清聴ありがとうございました」よりも出しておくべきスライドが他にあるのです。
参加者が振り返りをしやすいようなまとめを作る
プレゼンが終わった後には質疑応答の機会がありますよね。
その時に、参加者がその日のプレゼン内容を思い返せるようなスライドを最後に置いておくのが良いと言われています。
例えば、最後にスライドの一覧を載せておくというのは工夫の一つです。
全てのスライドを眺めることによって、その日のプレゼン内容をなんとなく思い起こしてもらえます。
ちなみにですが、パワーポイントの【表示】タブ内の【スライド一覧】をクリックすると、上の画像のようにパワーポイント内の画像一覧が出てきます。
ここでスクリーンショットを取得して最後のスライドに掲載するのが良いでしょう。
また、最後にまとめスライドを作っておくことも効果的です。
プレゼンの内容や主張を再度伝えられるため、こちらもおすすめです。
フランクなプレゼンならOK!!
ビジネスの場では、最後はスライド一覧やまとめで締めるのが無難です。
しかし、フランクな場であれば、最後が「ご清聴ありがとうございました!」のパワーポイントで終わっても良いと思います。
社会人の方は頻度はあまり高くないかもしれませんが、学生の方ならありがちです。
例えばグループ発表なら、最後にグループで仲良く撮った写真を載せてスライドを作ることで、むしろ微笑ましいイメージを持ってもらうことができます。
このように、「ご清聴ありがとうございました」のスライドはプレゼンを行うシーンや目的によって使用の可否が異なります。
「ご清聴ありがとうございました」をセンス良くまとめる
思い出の写真などを載せる
思い出の写真を最後のスライドに載せ、そこに「ご清聴ありがとうございました」のテキストを入れる方法を見ていきましょう。
まずはパワーポイントに写真と文字を挿入します。
とりあえずレイアウトなどは気にせずOKです。
【デザイン】タブの【デザインアイデア】という機能を使いましょう。
すると、画像や文字を組み合わせたデザインに関するアイデアが右側に出てきます。
気に入ったものがあれば、1つ選びましょう。
あとは「ご清聴ありがとうございました」の色や大きさ、位置などを調整すると、短時間で完成させることができます。
また、デザインアイデアはPowerPoint2016以降の機能です。
デザインアイデアが使えない、もしくは自力で作成をしたいという場合はこちらの記事も参考にしてみてください。
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シンプルに仕上げても良い
また、あえてシンプルに仕上げる方法もスマートです。
メインカラー(テーマの色)で背景を塗りつぶして、中に白文字で書くだけでもいいです。
写真は持ってないけど、何かしら装飾を施したい!という場合はこのやり方がおすすめです。
また、上の画像のように英語で「Thank You For Listening」と表記してもいいかもしれませんね。
プレゼンでパワーポイントを使いこなそう
「ご清聴ありがとうございました」のスライドは何気ないところで使われますが、ビジネスのシーンでは「スライド一覧」や「まとめ」を最後に持ってくる方が効果的です。
パワーポイントのスライドは、プレゼンのシーンによって使うべきスライドを選んでいく必要があるので、注意が必要ですね。
では、また別の記事でお会いしましょう。