パワーポイントには様々なバージョンがあります。
Mac版は1987年、Windows版は1988年に出たのが最古のものと言われていますが、その後もPowerPoint2007だったり、PowerPoint2013だったりと新しいバージョンが次々と出ています。
最新のバージョンはPowerPoint2019ですが、現在ではPowerPoint2016も多く使われているようです。
しかし、自分が使っているバージョンが何なのか知らない人がほとんどだと思います。
そこで、今回は自分が現在使っているパワーポイントのバージョンを確認する方法を紹介していきます。
パワーポイントのバージョンを確認する
では、早速ですがパワーポイントのバージョンを確認していきます。
パワーポイントのバージョン確認方法
まずはパワーポイントを開いておき、【ファイル】タブをクリックします。
【ファイル】タブ内の【アカウント】に【PowerPointのバージョン情報】という項目があります。
【PowerPointのバージョン情報】をクリックすると、PowerPointのバージョンに関する詳細を見ることができます。
私が使っているパワーポイントのバージョンは、PowerPoint2016であることがわかります。
パワーポイントのバージョンの種類
PowerPoint+○○(年)
PowerPoint2016やPowerPoint2019など、PowerPoint+年数が入っているタイプのものは、基本はバージョンがリリースされた年度を表しています。
Office2019
Office2019はOffice製品の永続ライセンスです。
一度お金を払ってしまえば追加の費用は必要なく、永続的に使い続けることができます。
Microsoft365
Microsoft365はサブスクリプション版になります。
定期的に契約を更新する必要がありますが、Office製品の最新版が出ても最新のバージョンを使い続けることができます。
パワーポイントのバージョンの違いによって起きること
パワーポイントのバージョンを確認することは重要です。
というのも、バージョンの違いによって不都合が起こる可能性があるためです。
パワーポイントが開けない可能性がある
PowerPoint2007以前のバージョンを使っているユーザーは、一部のパワーポイントのファイルを開けない可能性があります。
というのも、パワーポイントの保存形式(=拡張子)がPowerPoint2007を境に.*pptxから.*pptに変わったため、旧バージョンのパワーポイントを使っているユーザーは、新バージョンのパワーポイントを開くことができません。
よって、パワーポイントを送信した相手から「パワーポイントが開けない!」という相談を受けた場合は、相手側にパワーポイントのバージョンを確認してもらうようにしましょう。
※自分がパワーポイントを開けなかった場合も同様です。
拡張子を指定して保存する必要がある
では、仮にバージョンの違いによってパワーポイントを開くことができなかった場合の対処法を紹介します。
パワーポイントを開くことができない理由として、拡張子が挙げられます。
PowerPoint2007以降のバージョンでは上の画像のように.pptxという拡張子が付いていますが、この形式はPowerPoint97-2003ではサポートされていないため、開くことができません。
そこで、PowerPoint97-2003のバージョンを使っている人もファイルを開けるようにするためには、名前をつけて保存から拡張子を指定する必要があります。
【名前をつけて保存】から【PowerPoint プレゼンテーション(*.pptx)】となっている部分をクリックします。
すると、パワーポイントでサポートされている拡張子の一覧が出てくるため、【PowerPoint 97-2003 プレゼンテーション(*.ppt)】を選択しましょう。
この形式で保存することによって、PowerPoint97-2003のバージョンを使っている人もファイルを開けるようになります。
また、拡張子についてはこちらの記事でも詳しく説明しているので、お時間のある方は参照してください。
パワーポイントのファイル名にくっついている「.pptx」「.ppt」という文字は拡張子と呼ばれています。これらの拡張子にはそれぞれ意味があり、使い分けをすることができます。今回は、パワーポイントにおけるそれぞれの拡張[…]
パワーポイントのバージョンは知っておくべき
パワーポイントのバージョンは、使っている自分でも意外と知らなかったりすることもあります。
特に古いバージョンのパワーポイントを使っている人にパワーポイントを送る場合、もしくは自分が使っている場合は、念のため確認しておくと良いでしょう。
では、また別の記事でお会いしましょう。