パワーポイントで画像や図形、文字などを反転させたいと思ったことはありませんか？
パワーポイントにはオブジェクトを反転させるための機能がいくつか用意されているのですが、実は「何を」反転させるかによって操作が異なります。
そこで、今回はパワーポイントを使って画像や図形、文字を反転させるテクニックをまとめてみました。
パワーポイントで画像や図形を反転させる
まずは画像と図形から反転させていきます。
画像と図形は見た目では区別しづらいかもしれませんが、パワーポイント上では扱いが分かれています。
よって、反転させる際にもやり方が少し異なります。
画像を反転させる
まずは画像を上のように反転させてみましょう。
画像をクリックすると、回転ハンドルと呼ばれるマークが出てくるのですが、こちらを左右に引っ張ることによって回転をさせることができます。
しかし、このやり方では上下・左右だけの反転をさせることはできず、上下左右がすべて反転してしまいます。
よって、左右、上下のみを反転させる場合は次の操作を行ってください。
画像を反転させる際には、画像をクリックした後に【図の形式】タブをクリックします。
【図の形式】の【配置】タブに【回転】という項目があるので、そこから上下反転or左右反転を選択しましょう。
上の画像で左が元画像、真ん中が上下反転、右が左右反転です。
繰り返しになりますが、反転させたいときは回転ハンドルからではなく、【図の形式】タブから行いましょう。
図形を反転させる
続いては図形の反転についてです。
今回はこちらの図形を反転させましょう。
先ほど、画像と図形はパワーポイントでの扱いが異なると述べましたが、実は操作はほとんど一緒です。
画像を反転させる際には、【図の形式】というタブを選択していましたが、図形の場合は【図形の書式】というタブを使います。
【図の形式】タブと同様に【配置】→【回転】と順にクリックすれば問題なく反転をさせることができます。
画像の時は【図の形式】が、図形の時は【図形の書式】だけが出るので間違えることは基本的にありませんが、場所を覚えておくようにしましょう。
これで、画像や図形を反転させる方法の紹介は以上になります。
パワーポイントで文字を反転させる
続いては、文字を反転させる方法を見ていきましょう。
今回は「こんにちは」という文字を上の画像のように反転させてみましょう。
先ほどと同様にテキストボックスをクリックすると【図形の書式】→【配置】→【回転】→【上下/左右反転】と移動をすることができます。
しかし、文字の場合はこのやり方では反転が適用されないので要注意です。
文字で左右反転が適用されない？？
先ほど図形を反転させた時のように、【回転】から【上下/左右反転】を試してみます。
上下反転は通常通りに適用されるのですが、左右反転をクリックしても文字が左右に反転されません。
これは、パワーポイントの回転の仕様上どうしてもこうなってしまうようです。
よって、文字を左右に反転させる時にはやり方を変える必要があります。
文字を左右に反転させる方法
文字を反転させる場合は、【回転】からではなく別のところから設定を行います。
まず【図形の書式】タブから【ワードアートのスタイル】の右下にある小さいマークをクリックしましょう。（画像のピンクの枠で囲った部分）
すると、図形の書式設定の中でも【文字のオプション】が開きます。
【文字のオプション】から一番下の【3-D回転】を選択してください。
【3-D回転】を選択すると、上の画像のような画面になると思います。
色々とコマンドがありますが、左右を反転させる場合は【X方向に回転】の数値をいじりましょう。
完全に左右を反転させるためには、このX方向に回転の数値を180°に設定しましょう。
X方向に回転を180°に設定をすると、このように文字が左右反転されます。
ちなみに、Y方向に回転すると上下が反転します。Z方向に回転した場合は図形が通常通りに回転します。
文字を反転させる方法は以上となります。
パワーポイントの反転テクニックを使いこなそう
パワーポイントは何を反転させるかによって方法が少しずつ異なっています。
特に、文字を反転させる場合は通常とは少し変わったやり方で行う必要があるので、注意が必要です。
ぜひやり方を覚えておきましょう。
では、また別の記事でお会いしましょう。
