プレゼンで緊張してしまう原因と対策方法を紹介

プレゼンはとにかく緊張しますよね。

この記事には、プレゼンの前日や直前にふらっと辿り着いた方、もしくは既にプレゼンが終わっていて、緊張しすぎて思うような発表ができなかった方など、色々な方が訪れていると思います。

そこで今回は、大学時代に50回を超えるプレゼンを行い、社会人になった今ではプレゼンに全く不安を感じなくなった筆者の私が、プレゼンで緊張してしまう原因と対処方法について詳しく解説していきます。

プレゼンが緊張するのは「失敗」への恐怖心

緊張している男性

そもそもなぜ、プレゼンには緊張がつきものなのでしょうか。

もちろん、この後に説明するいくつかの「原因」があるのですが、その根本には「失敗」に対する恐怖心があります。

プレゼン中に原稿を忘れてしまった、早口になり過ぎて内容が伝わらなかった、途中で盛大に噛んでしまったなど、プレゼンには無数の失敗があります。

私もプレゼンを重ねる中で、何度も失敗し、恥ずかしい思いをしてきています。

プレゼンが「緊張する」と感じてしまうのは、この「失敗」に対する恐怖です。

つまり、プレゼンが失敗してしまう可能性を少しでも減らせるようにすることが、プレゼンを緊張せずに終えることができるための近道になります。

プレゼンで緊張してしまう主な原因

考える2人

プレゼンに緊張せず挑むためには、どういう時にプレゼンで緊張してしまうのかを知ることが重要です。

そこで、続いてはプレゼンで緊張してしまう原因について考えていきます。

プレゼンの準備不足

まず、最も考えられる原因は準備不足です。

プレゼンを作る機会が少ない、準備を十分にする時間がない、など理由は様々あります。

先ほどの章で「失敗に対する恐怖心」が緊張に繋がる、という話をしましたが、プレゼンの準備が十分にできていない状況だと、失敗してしまうのではないかという不安は大きくなりますよね。

よって、プレゼンの準備不足はプレゼンに対する緊張の大きな原因となります。

プレゼンの経験不足

また、十分に準備ができていても、プレゼン慣れしていない人は緊張してしまうことが多いでしょう。

社会人になり、普段からプレゼンをする機会が多い方は問題ないと思いますが、大学生であったり、社会人であっても人前でプレゼンをする機会が少ない方は、必要以上にプレゼンを重く捉え、緊張してしまうかもしれません。

プレゼンの経験不足はすぐに解消できるようなことではありませんが、経験を積むうちに緊張の度合いが小さくなることもあると思います。

一方的なプレゼンになってしまっている

また、当日の話し方によっても、緊張の度合いが変わってしまうことがあります。

皆さんはプレゼンの当日、まるで演技のように決められた台本を読むような話し方をしていませんか?

プレゼンは話す内容が決まっており、プレゼンターが主導権を持って進めていくため、一方的になることが少なくありません。

一方的なプレゼンは発表会のような雰囲気になるため、失敗してはいけないという気持ちから緊張してしまうこともあります。

プレゼンで緊張してしまう時の対策方法

解決方法を思いつく

この記事を読んでいる時点で、あなたには対策をしようという気持ちがあるということだと思うので、実はこの時点である程度は対策ができているのかもしれません。

もしくは、しっかりと準備をしているけれども、大事なプレゼンだからこそ緊張してしまっている、ということもあるでしょう。

そこで、最後にプレゼンで緊張してしまう時の対策方法をいくつか紹介しておきます。

事前に入念な練習や準備をしておく

まず1つ目は、事前に入念な練習や準備をしておくことです。

シンプルなことではありますが、非常に重要です。

最低でも1回はプレゼンの練習をしておく

1回でも資料を見て、内容を口にしたことがあるかというのは大きな違いです。

プレゼンの直前にスライドを見て、心の中で読み上げるだけでも本番のプレゼンに緊張せずに臨めることは多いです。

よって、時間がない場合でも、少なくとも1回はプレゼンの練習をしておけると良いでしょう。

発表者ツールを活用することで、プレゼンのカンペを作っておく

さらに時間がある場合は、当日までに準備できることはまだまだあります。

少しでも不安や緊張を和らげるために使えるアイテムとして、「発表者ツール」というものが挙げられます。

発表者ツールはプレゼンターにとってのカンニングペーパーのようなもので、パワーポイントを用いて事前に作っておくことができます。

プレゼンの当日にPCを見ながらプレゼンできる場合、かなり便利なツールになるので、余裕のある方は事前に作っておくと、安心感から緊張を和らげることができるはずです。

発表者ツールについてはこちらの記事でまとめてあるので、お時間のある方は見てみてください。

▼パワーポイントで発表者ツールを使いこなす方法

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聴衆を巻き込んだプレゼンテーションを意識する

また、事前の練習や下準備はかなり重要ですが、どうしても時間がない時もあると思います。

そこで、最後にプレゼン当日に使える(というより私がかなり活用している)テクニックを紹介しておきます。

これを意識するだけで、かなり緊張はほぐれると思います。

プレゼンの途中で質問を投げかけてみる

まず、できたらやってみてほしいことは、プレゼンの途中に質問(可能であればクイズ)を挟むことです。

原因についての章でも話しましたが、プレゼンが緊張してしまうのは、1人で話している時間が長いためだと考えています。

そこで、プレゼンの途中で一度参加者にボールをパスして、双方向のコミュニケーションを図ってみることをおすすめします。

特にクイズのような形式にしてプレゼンをできれば、場も盛り上がることが多いですし、少し和やかな雰囲気でその後のプレゼンを進めることができます。

私は質問やクイズが挟めるようなプレゼンでは、基本的に組み込むようにしています。

間を空けて参加者の顔やリアクションを見回してみる

しかし、必ずしも全てのプレゼンで質問やクイズを組み込めるわけではないと思います。

ビジネスの中でもより重要度の高いプレゼンや、プレゼン時間が限られていて質問やクイズなどのコンテンツを挟めないこともあるでしょう。

そんな時には、相手に投げかけるように発言をし、少し間を空けて参加者の顔やリアクションを見回してみてください。

これをすることによって、いわば上手なプレゼンター風に自分を見せることができるため、参加者がよりプレゼンにしっかりと耳を傾けてくれるようになる上に、少し間を取ることで緊張を軽減することにも繋がります。

これらの2つは事前の準備なしでも実施できるため、おすすめです。

緊張を飼いならしてプレゼンを成功させよう

プレゼンに緊張はつきものですし、必ずしも緊張が悪だとは思っていません。

しかし、なるべく落ち着いて余裕を持った状態でプレゼンできる方がいいプレゼンになることが多いとは思うので、今日紹介したやり方をぜひ試してみてください。

では、また別の記事でお会いしましょう。

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